この記事は「魔男のイチ」のジャンプ最新刊のネタバレを含みます。
第46話「大事な思い出」内容まとめ
イチの元に現れるのは?
デスカラス班の発表が終わり、デスカラスとゴクラクは魔女協会員と談笑をしていた。
一方でイチはオーラを放ちすぎてみんな近寄れない状態。
しかし、当の本人はトゲアイスとデスカラスにみっちり指導され、定型文を繰り返すオウムみたいになっていた。
そんなイチを心配して、飲み物を持ってくると話しかけるクムギであったが、そこにスピカが割り込む。
イチへの自己紹介を終えると、スピカはクムギに向かい、元気だったかと尋ねる。
その問いに対して、怯えながら返事をするクムギ。
異変を察知したイチを察知して、スピカはクムギは自慢の妹だとアピールすると、イチもクムギが居てくれてとても助かっていると話す。
しかし、スピカは続けてクムギは昔から引っ込み思案で怖がりであり、頑張ろうとすると空回りするから姉として心配であると、話しながら右眼の眼帯に手を当てる。
すると、クムギは今まで以上に震えだし、私のせいでごめんなさいとスピカに謝るのであった。
スピカとクムギの関係は?
クムギのトラウマの正体は?
時は遡りクムギが5歳の頃、魔法で電球を点けようと練習していた。
それを横目でクムギはダメダメだと笑うスピカ。
コツさえ掴めば姉より上手に魔法が使えると反論するクムギは、姉を見返してやろうと強い魔法を調べて、練習して姉のようになれるよう努力を重ねる。
そして、ついにその魔法を姉にお披露目するが、クムギが練習した魔法は使用注意の光魔法であったため、点けようとした電球は木端微塵となり、スピカは右眼に傷を負ってしまった。
その日からいいえが言えないクムギとなり、全て姉の言いなりとなっていた。
そしてある日、魔女研に推薦しておいたとクムギに話すスピカ。
クムギはずっと医療魔法を勉強してきたが、勿論そんな事は言い出せず、これまでもこれからも、スピカには自身を罰する権利があるとして受け入れているクムギであった。
スピカの眼帯にはクムギが関わっていたとは
スピカの提案とは?
謝るクムギに対して、もういいのよと言葉をかけるスピカは、優しいクムギではデスカラス班は荷が重いと話すと、代わりに自分がデスカラス班の記録係になることをイチに提案する。
続けて、クムギに対してこれ以上無理して頑張る必要はなく、クムギもその方がいいわよねと静かに圧力をかける。
クムギは自身がいることで周りに迷惑になるかもと考え、スピカに代わった方が良いのではとの考えが頭をよぎるが、本当にそうしたいのか?と真っ直ぐな眼でクムギに問うイチ。
静寂が続き、異論は無さそうなためこれからよろしくお願いしますとイチに話すスピカだったが、異論あります!とクムギが割り込むのであった。
クムギが自分の意見を通す!
感想・考察
スピカとクムギの過去
スピカさんの眼帯の正体はクムギによるものだったのか!
これはクムギじゃなくてもお姉ちゃんの言いなりにならざるを得ないですね。
クムギ少女はスピカに憧れて、周りからも認めて欲しくて沢山努力したのに、その努力の結果、自分の首を絞めることになってしまい、しかも何をしても空回りするとまで言われてしまうようになったのが、可哀想すぎる。
さらに性格の悪い?姉だったからこそ、余計に自責の念を抱えてしまい、自身は赦されないことをしたと抱えたまま、今まで生きてきたクムギが不憫で仕方ない。
クムギが医療魔法を勉強していたのも、絶対スピカの眼を治すためだと思うが、スピカが魔女研にクムギを推薦したのも、それを分かった上で推薦していそう。
スピカのプライド的にクムギの手で治療なんてして欲しく無さそうだし、クムギがやらかしたというスピカにとってのアドバンテージも無くなるため、あえて魔女研に飛ばした説は全然有り得ますね。
スピカはクムギがやらかしたことでクムギに対するあたりが強くなったのかなと思いきや、やらかす前からしっかりクムギのことを見下してそうで安心?しました笑。
イチの瞳が美しい
スピカがクムギの代わりに記録係になると言い出した際はそう来たか!と思いました笑。
記録係になるってことは魔女を諦めるってこと?
まあ魔女になることより、イチを夫に迎え入れる方がハーヴェスト家としても良いだろうからそっちの選択をしたのかな?
そして、今までいいえが言えなかったクムギが初めて勇気を振り絞って姉に異論を唱えた!
来週のスピカの顔を想像するだけで恐ろしい。
ただ、クムギがここまで言えるようになったのも、自分の事を真っ直ぐ見てくれていたイチのお陰だと思うし、イチとの思い出を思い出して、これからも一緒にイチと居たいっていうクムギの思いが溢れ出した結果だと思いますね。
ここが正念場だぞ!頑張れクムギ!!