あかね噺 第171話 (末永裕樹、馬上鷹将 / 集英社)
この記事は「あかね噺」のジャンプ最新刊のネタバレを含みます。
第171話「外形の極意」内容まとめ
三明亭の型とは?
その人物の心持ちになれば自ずと仕草や言葉変わるのが了見だと語る円相。
円相はからしに狐の了見が分かるかと問うが、少し考えて分からないと答える。
からしは噺の文脈から心情や行動原理は掴めても動物の気持ちまでは至れないと話すと、やけに素直に答えるからしを見てニヤける円相。
あかね噺 第171話 (末永裕樹、馬上鷹将 / 集英社)
獣に限らず、己の常識が邪魔して心持ちを掴めないことは往々にしてあるので、外に目を向けるのが三明亭の型だと語る円相であった。
あかね噺 第171話 (末永裕樹、馬上鷹将 / 集英社)
情景を観客に想像させろということか!
からしの高座の本質!
定吉は親方から貰った銭で芝居小屋に入ると、観客がずらっと並び、誰もが一心に舞台を見つめている。
あかね噺 第171話 (末永裕樹、馬上鷹将 / 集英社)
演目は義経千本桜 四段目 川連法眼館の場。
義経の妾である静御前は鼓をポンと叩くと市川猿太郎扮する佐藤四郎兵衛忠信が本性を現す。
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すると、からしは座ったまま大きく跳ね上がると、観客から歓声が沸きあがる。
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鼓の皮は親狐であり、忠信の正体が狐だと見破る静御前であった。
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これは盛り上がるぞ!
円相からの試練!
三明亭の型とは外形の極意であり、年齢、性別、生業ごとにそう見せる為の仕草や姿勢があるので、役ごとに体形化された作法をからしに伝授するという。
あかね噺 第171話 (末永裕樹、馬上鷹将 / 集英社)
更に円相はからしに儂に成れと話すと、円相の所作の全てを身体に叩き込めと言う。
あかね噺 第171話 (末永裕樹、馬上鷹将 / 集英社)
するとからしは、了見が内から外であるなら、こっちは逆で身体から入って心を掴むと話すのであった。
あかね噺 第171話 (末永裕樹、馬上鷹将 / 集英社)
儂に成れの言葉にはそんな意味があったのか!
予選1位の実力!!
目の前の忠信は鼓を奪わんと化けた狐であり、正体を見抜いた静御前は鼓を守るために刃を振るう。
あかね噺 第171話 (末永裕樹、馬上鷹将 / 集英社)
同じく型を重んじる歌舞伎との親和性は抜群であり、淀みない所作に垣間見える研鑽は見る者を震わせ、高座の途中にも関わらず拍手が起きるのであった。
あかね噺 第171話 (末永裕樹、馬上鷹将 / 集英社)
ある日、からしの噺を聞いた水瀬はオリジナルの割には古典っぽく、毒っ気や今っぽさを盛り込んだ方が笑いどころを作れそうだと話すとからしに浅はかだと一蹴されてしまう。
当然勝ちには行くがそれだけではなく、擬古典をやるには理由があると話すからしであった。
あかね噺 第171話 (末永裕樹、馬上鷹将 / 集英社)
これは強敵だぞ!
感想・考察
からし強し!
これが今のからしの実力か!
歌舞伎の落語化+三明亭の極意である外形の相性が良すぎて、正直1位になるべくしてなったって感じがしますね。
ひかるも十分すごかったが、からしの方がすごいオーラが凄くでててスゴいなと思いました。
からしの落語が一通り判明し、全読者が水瀬と同じようにオリジナルの割にはからしらしくないなと思い、からしに浅はかだと言われたことでしょう。
前段で物議を醸したと言われていただけに、めちゃくちゃ尖った落語を披露するかと思ったので、正明の評価がどうなるか気になっていたが、この感じだったらしっかり高得点で評価して貰えそうですね。
そして来週はからしが擬古典をする想いも語られ、噺にも磨きがかかって最高潮でからしの高座が幕を降ろすとなると、やはりからしが優勝するような雰囲気を感じる!
あと、円相の儂に成れというのがまさかそのままの意味だとは思わず、何言ってるんだこの円柱頭って思ってる弟子いっぱいいるだろ笑。












