カグラバチ 第98話 (外薗健 / 集英社)
この記事は「カグラバチ」のジャンプ最新刊のネタバレを含みます。
第98話「無能隊長 萩原幾兎」内容まとめ
こいつの現状は?
双城と戦う前の対刳雲特選部隊のメンバーを前に隊長の萩原はこいつに注目と自身の妖術で砂鉄を操る。
砂鉄を全員の服にぎっしり編み込むことで、萩原の磁力で身動きが取れ、「対刳雲特選部隊の命は俺が預かる」と宣言する萩原。
しかし、その結果多くの仲間の命を失い、萩原本人も病んで1人ぶつぶつと言いながら病床に伏していた。
医者によれば萩原は具柄の面を無意識に妖術で動かして幻を見ているという。
亡くした隊員達は10年以上の付き合いで、特に具柄は5歳からの幼なじみということで、死んでいる事実は理解しているが、意識が混濁して受け入れられないらしい。
周りからは「なかなか優秀な人だったがあの様ではしばらく戦えないだろう」と思われる萩原であった。
これは辛い
ついに動く!
具柄の面は萩原に対し、「あれから全然食ってねぇじゃねぇか」と話すと、「食欲なんてわかねえよ」と答える萩原。
そんな萩原に「どうせなら派手に戦って死のうぜ」と具柄の面が話すと、敵襲の放送が流れる。
更に結界を戻すために、とにかく毘灼を殺せと放送が流れると、萩原は「やってやるぜ」と瓶伍と右嵐の前に現れる。
しかし、右嵐の妖術にて氷漬けにされ、瓶伍の妖術の獅子舞に食われそうになる萩原。
しかし萩原は服の中に砂鉄を忍ばせておくことで獅子舞を破壊するのであった。
いけるのか?
パワーアップだ!
萩原は「具柄が俺を陸に引き上げてくれたと」話すが、状況を鑑みても萩原を陸に上げたのは萩原自身の力であった。
萩原を診た医者によると、萩原は精神を病み、思いがけず具柄を作ってしまったという。
そんな萩原だったが、妖術の真髄は余計な意識を介さない玄力の自然な巡りであるため、自分の妖術と他人のように接している今の萩原は究極の無意識であり、奇しくも今の彼ほど戦闘に適している者はいないと医者は語るのであった。
しかし、瓶伍の獅子舞を攻撃したことで身体が重く地面に伏してしまった萩原。
そんな状態でも「要は本命さえ殺せばいいんだろ」と、磁気共鳴画像診断(MRI)の要領で神奈備本部全体に強力な磁場をかけ、神奈備本部内の人間の体内を視覚化し、受け皿を特定する。
すると、「ぶっ刺しちまえ」と具柄の面を向かわせ、受け皿となっていた毘灼の体を貫通させる。
そして「まだまだやれるぜおれたちはよ」とハイになる荻原であった。
まさかの大手柄!?
感想・考察
無能隊長とは言わせない!
まさかここまでフォーカスされるとは。
対刳雲用のちょっとしたモブかと思いきや、1話丸々萩原話で、ファンからしたら大歓喜もんですね笑。
萩原の精神を考えたらめちゃくちゃ悲しくて辛いはずだが、強くなって帰って来たのはシンプルに嬉しいです笑。
それにしても副題が無能隊長ってのは自分で言ってるとはいえ流石に酷すぎないか?
カグラバチちょくちょくこういう辛辣なところありますよね笑。
それでも無能隊長なりに戦闘に参加して暴れまくってるのが全てがぶっ飛んでて最高だぜ!
このまま死なずに生き残って欲しいですな。
早くも受け皿判明!
毘灼最強男が受け皿??
そっちだったかー。
受け皿になる時に内蔵いくつか無くなってるからそんなに致命的なダメージではなさそうだし、流石にここで退場は有り得ないから来週にコイツについて深掘られるのが楽しみですね。
ただ、コイツが死なないとチヒロ達が入ってこれないからどこまで引っ張るかという問題はありますが笑。
チヒロ達が来てからが本番だし、あんまり長くやってもダレるだけなので、ちゃちゃっと結界条件変更してくれー笑。
まあ、受け皿が次週で分かるようなテンポ感だったら大丈夫だとは思いますが笑。

















