あかね噺 第175話 (末永裕樹、馬上鷹将 / 集英社)
この記事は「あかね噺」のジャンプ最新刊のネタバレを含みます。
第175話「至れるかな?」内容まとめ
淡々と展開していくあかね
大会前、一生師匠からの「笑わせずして勝ってみせろ」という言葉を聞いていた一剣師匠。
そんな一剣師匠は「どう挑む?」とスマホの画面越しにあかねの高座を見ていた。
あかね噺 第175話 (末永裕樹、馬上鷹将 / 集英社)
「ケチ一つといってもいろんな言い回しがございます」とあかねの高座が始まる。
あかね噺 第175話 (末永裕樹、馬上鷹将 / 集英社)
ケチ一つの中でも"六日知らず"なんて言葉もあり、五日までは片手で指を折って数えられるが、ケチは一旦握ったものは死んでも開かないため、"六日知らず"と言ったという。
時は江戸時代、川沿いをケチな親子が歩いてると、親父さんが石に躓いて川へ落ちてしまった。
「早く助けろ」と子に言う親父。
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子は泳げないため、近くの通行人に助けを求めると、その通行人は「幾らくれる?」と金銭を要求する。
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驚く子だったが、悩んだ挙句「一両でどうでしょう?」と提案するも、「五両でどうだい」と通行人は話す。
「二両では」「三両では」と交渉を続ける子だったが、通行人は五両から譲らない。
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それを聞いていた親父さんは溺れかけにも関わらず、「五両は高すぎるので三両にまけさせろ」とケチっぷりを発揮する。
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すると、会場から笑い声が聞こえてくる。
その事に対して驚く、泰そん、からし、ひかる。
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それが普通だし、絶対その方がいいに決まってるが、"全部取りに行く"と話していたあかねを心配する泰そん。
あかね噺 第175話 (末永裕樹、馬上鷹将 / 集英社)
からしは、予選のようにコミカルな見せ方だって出来るにも関わらず、ただただ自然な語り口で笑わせるあかねを見て気持ち悪いと感じるも、「そもそも狙って笑わせようとしてない」と気づくのであった。
あかね噺 第175話 (末永裕樹、馬上鷹将 / 集英社)
どういうことだ?
辿り着いた先には?
演者は笑いどころ、泣きどころなど、噺の筋が際立つように様々な味付けを行うが、手を変えんとするその味は時代を越えて愛された逸品となる。
あかね噺 第175話 (末永裕樹、馬上鷹将 / 集英社)
古典は手を加えずとも客が笑えるように出来ているので、「演者の作為で笑わせようとするな」というのが一生師匠の真意であり、指南でもあった。
あかね噺 第175話 (末永裕樹、馬上鷹将 / 集英社)
前日の夜、大分感じは掴めたがこのままじゃ勝てないと海辺で黄昏れるあかね。
あかね噺 第175話 (末永裕樹、馬上鷹将 / 集英社)
その中で、正明師匠が言っていたという「見がない」という言葉を思い出す。
すると、見の意味を見誤っていたと感じたあかねは、自分が目を向けるべきはと高座の雰囲気が一変するのであった。
あかね噺 第175話 (末永裕樹、馬上鷹将 / 集英社)
そういうことか!
感想・考察
これまでとは一風違って
新技発動!!っていうアオリ文がなんかジワる笑。
一体どんな新技なんでしょうか?
新技に行くまでも、今までみたいに、落語の世界でコマが進んでいくのではなく、目が黒いあかねが淡々と噺を繰り広げるだけの描写っていうのが不気味な感じがしていいですね。
そして今回の感じからするに、あかねが目を向けるべきなのは落語そのものな気がしますね。
お客さんの反応目線の噺し方ではなくて、本来の噺目線で落語を理解することで、台本通りに噺が進んでいって、正明師匠の課題もクリアって感じかな?
新技発動の直前に正明師匠がピクっとしていたし、正明師匠からの高評価は貰えそうな雰囲気あるが、後の2人からの評価はどうだろうか?
今の淡々ととした感じだったら2人の心には響かないだろうし、新技でどれだけブチアゲられるかがあかねの勝敗を分けますね。













