この記事は「魔男のイチ」のジャンプ最新刊のネタバレを含みます。
第36話「杭」内容まとめ
人間の限界を超えているゴクラク
魔法の試練とは理不尽なもので常人が耐えられる訳もなく、もとより突破させる気など更々ないと語る辛幸の魔法。
しかし、ここまで動き続けるとは大したものだと賞賛し、適合(シンクロ)80%で動き続けるゴクラクはもはや人間ではないと叫ぶと、ゴクラクの腹からあらゆる機械系の部品がぶちまけられる。
それを見て、ゴクラクは人間の部分などほとんど残っていないただの化け物であると高らかに笑うと、ゴクラクに向かい最高に悲劇的で最高に醜いと侮辱の言葉を吐く辛幸の魔法であつた。
その様子を見ていたイチは持っていた小刀を辛幸の魔法に投げ差し、怒りを露わにする。
そしてイチの前に立ちはだかるゴクラクに向かい、バクガミを狩るのはお前だと語りかけるイチであった。
信じてるぞ!ゴクラク!
ゴクラクにとっての家族とは?
2人で行動を共にしている際に、家族とはどんなものかとゴクラクに聞いていたイチ。
家族がどういうものか理解できないと話すイチに対し、ゴクラクにとっての家族とは、ずっと横にある杭みたいなものだと話す。
その杭はいつでも寄りかかれ、疲れても苦しくても支えてくれるので、絶対に折ったり抜いたり手放してはいけない大事なものだと語るゴクラクであった。
いい話すぎて泣きそう
家族について思い出したゴクラクは?
ゴクラクはイチに向かって拳を振り上げるが、家族は絶対に手放してはいけないという事を思い出したゴクラクは地面を殴り、バクガミが祀られていた祭壇に蹴りを入れて破壊する。
動揺する辛幸の魔法に対し、ゴクラクはこの10年間どれだけ辛くてもその悲しみを飲み込み続けてきたため、これ以上なにひとつ奪わせないと語る。
そして、改めて自身はカガミ国の第一皇子であるゴクラク・カガミだと叫ぶとバクガミに向かい改めて宣戦布告するゴクラクであった。
ゴクラク復活!!
感想・考察
ここまで改造されていたとは
魔法に触れるため、身体をイジっているとの事だったが、ここまで機械が身体を占めていたとは思わなかった。
ここまでするゴクラクの執念は本当に大したものだ。
辛幸の魔法はゴクラクのことを化け物だと言い、確かに身体は人間のそれではないとは思うが、それとは対称的に、心は人一番の人間味があってアツい。
そして、家族は杭であるという表現がなんとも良くて、泣きそうになってしまった笑。
ゴクラクは凄く愛されて育ってきたんだなという背景が窺えて更に好きになった笑。
初登場時点に比べると絶対ゴクラクファン増えまくりだろ笑。
ゴクラクを信じたイチ!
そんなゴクラクを最後まで信じ、ゴクラクのために辛幸の魔法に怒りをぶつけたイチも最高!
本当にいいペアだな。
バクガミ編が始まる前はこんなに頼れる人が仲間になるなんて思ってなかったので、漫画的にも面白く、凄くいい方向に進んでいるなと笑。
最近の掲載順と巻頭カラーが人気を物語っていてとても嬉しいです笑。
今後の展開としては、どうなるのだろうか?
完全に正気に戻ったので、ここからまた悲しみに飲まれるなんてシケた真似はしないだろうし、イチとゴクラクの2人で辛幸の魔法をボコボコにするフェーズに移るのかな?笑。
それとも試練クリアで魔法習得することになるのかな?
個人的にイチとゴクラクの息のあった連携プレイを見たい!