あかね噺 第156話 (末永裕樹、馬上鷹将 / 集英社)
この記事は「あかね噺」のジャンプ最新刊のネタバレを含みます。
第156話「頭抜けてる」内容まとめ
瑞雲大賞に向けてあかねは?
あかねが正明師匠に稽古のお願いをしてから2ヶ月。
ひかるとからしの出場により、瑞雲大賞は業界問わず注目を集めていた。
そんな大一番まで残り1ヶ月半を切っていたが、あかねは狸になり、自身の独演会のチケットを売っていた。
あかね噺 第156話 (末永裕樹、馬上鷹将 / 集英社)
ひかるとからしの出場で瑞雲大賞の注目度が上がっている中、あかねを心配する泰そんだったが、2人の凄さはよく知っていると話し、本気の顔を見せるあかねであった。
あかね噺 第156話 (末永裕樹、馬上鷹将 / 集英社)
本気だな!
しかし思うようにはいかない
あかねが日本を離れていた3年は大きく、その間に知名度を上げていたひかるとからしに対し、あかねは集客苦に陥っていた。
そして始まったあかねの公演会。
あかねは正明師匠に倣って、時間通りの「吝いや」を披露しようとするが、ジャストなのは持ち時間だけであり、言い回しと間は台本と全然違うという結果に終わってしまった。
あかね噺 第156話 (末永裕樹、馬上鷹将 / 集英社)
噺を鍛える大切さは分かっているつもりではあるが、高座に上がると、客の雰囲気を感じ取り、その場の最適を演じてしまうあかね。
正明師匠が言っていたという「ケンがない」という言葉に頭を悩ませるあかねであった。
あかね噺 第156話 (末永裕樹、馬上鷹将 / 集英社)
なかなか難しいよなー
新たなる試練?!
あかねの居ない所で、あかねは客席を見る目が頭抜けてると評し、普通はあかねのようになりたくて努力するものだと話す泰そん。
あかね噺 第156話 (末永裕樹、馬上鷹将 / 集英社)
そしてドカドカウケが狙える吝いやで瑞雲大賞勝ちに行くと話していたあかねに対し、外さないと感じる泰そんだった。
そして後日、一生師匠の元へ呼ばれたあかね。
そこであかねは瑞雲大賞にて客を笑わせずして勝つように言われるのであった。
あかね噺 第156話 (末永裕樹、馬上鷹将 / 集英社)
そんなん無理ですよー
感想・考察
あかねを認めている泰そん
瑞雲大賞に向け、「吝いや」の完成度を上げるあかね。
正明師匠のようにならないのは当たり前にしても、客席を見る目が高いと評価する泰そん。
たしかに普通の落語家はこっちを目指すよね笑。
というかこれが出来るだけで現実世界だったら無双ゲーすぎるんだよな笑。
そんな現実離れしてるあかねのことをちゃんと姉弟子として認め、瑞雲大賞もなんとかなるでしょみたいに思っている泰そんが愛おしい笑。
どこまで試練を与えるんだ?
一生師匠はあかねが正明師匠に噺を教わるようにお願いしたことを知っているのだろうか?
知っており、吝いやで瑞雲大賞勝ちに行くことも知っていてのこの命令なら、一生師匠もどれだけあかねのことを虐めれば気が済むのか?笑。
あかねのためを思って言っている説はあるけど、今までの感じからしてそうは思えないのが何とも悲しいところ。
どうか来年頃には丸くなった一生師匠が見れますように笑。
まあでもそれはそれで気持ち悪いか笑。