カグラバチ 第67話 (外薗健 / 集英社)
この記事は「カグラバチ」のジャンプ最新刊のネタバレを含みます。
第67話 「ザ殺戮ホテル」
昼彦VSホテル総支配人!
斗斗の妖術によってイヲリのいる京都殺戮ホテルに転送された昼彦。
昼彦は座村によって殺されたはずのチヒロが生きていることを斗斗に確認し、涙を流す。
そんな昼彦に切りかかるのが50人以上の門弟を抱える礼玄一刀流の大師範であり、京都殺戮ホテル総支配人の戦国与次郎であった。
戦国の太刀筋は重く、昼彦は妖術師の中では上澄みレベルだが、剣術の戦いとなると戦国に分があり、剣術だけでここまでの差があるのかと痛感させられる。
カグラバチ 第67話 (外薗健 / 集英社)
しかし、妖刀を握っていても剣術がこのままではチヒロと同じ土俵に立てないと感じた昼彦。
喉元を突いてくる戦国に、チヒロと対等に殺し合うという昼彦の信念が身体を動かす。
振り上げられた刀を離し、 戦国の突きを躱しながら刀を逆手に持ち、戦国の腕を切り落とす。
どこの門下だと尋ねる戦国に、自由の弟子と語る昼彦であった。
カグラバチ 第67話 (外薗健 / 集英社)
昼彦つえーー
次々に現れる刺客達!
場面は変わり、イヲリがいるホテルの一室にてイヲリが目を覚ました。
巻墨の3人は屋上で封印の最終調整中だということで、部屋にはチヒロとイヲリの2人きり。
チヒロはずっと戦いの中に身を置いているのに対して、自分たちは給食のプリンやテストの点数が戦いであると話すイヲリとそれを聞いて平和だと話すチヒロ。
学校の皆んなに会いたいと呟き、本来の自分に戻れば学校には通えなくなることを再確認するイヲリ。
悩むイヲリに対して自分の苗字は六平であり、境遇が似ているため勝手に共感したと話すチヒロ。
カグラバチ 第67話 (外薗健 / 集英社)
そこに部屋のチャイムが鳴り響く。
チヒロが見に行くと刃物を持った男がいた。即座に制圧し、目的を聞くと大金目的にイヲリを狙っているという。
同じような目的の人間がゾロゾロと出てくるとチヒロはイヲリを部屋に閉じ込め、刺客を一掃する。
人を殺すことを怖くないの?と聞くイヲリに「怖くない。だから君とは違い、君には選択肢がある」と話すチヒロ。
その言葉を聞いてて学校に戻りたいと決意を固めたイヲリ。
屋上へ向かうエレベーターが上がってくるとそこには戦国の生首をもった昼彦の姿が。
俺は準備万端と話す昼彦とチヒロの2回目の戦いが始まる!
カグラバチ 第67話 (外薗健 / 集英社)
チヒロと昼彦の戦いが始まるか?
感想・考察
流派は色々存在する?
昼彦VS戦国与次郎!剣術は明らかに戦国の方が上だったが、昼彦の自由な発想と戦闘センスが戦国を上回り、昼彦が見事勝利。
昼彦の戦闘センスなら戦国との戦いをもって剣術を学ぶかなとも思ったが、自由の弟子という昼彦の言葉を含めて昼彦らしいなと思った。
そして結構あっさり大師範が生首状態にされてびっくり笑。
礼玄一刀流と京都殺戮ホテルはここで途絶えてしまうのだろうか?
そしてこのカグラバチという世界観において、誰が師範であるとか流派とかがこれからも大事になってくるような気がする。
そしていろいろな流派がこれからも出てくると思うので楽しみだ。
イヲリの決断は?
そして元の生活に戻ることを選んだイヲリ。
個人的には本来の世界線で生きる流れになるかなと思っていただけに、この決断にはびっくりした。
でもチヒロと昼彦との戦いやいざ記憶を封印するってなった時に決断が変わってくるかもしれないので、まだ分からない。
どちらも有りうる。そんだけだ。
チヒロは同じ境遇で勝手に共感したと話しているが、イヲリとは違い、選択肢がなくこの道しかなったチヒロにとっては過去のキズを抉ることになってしまうのだろうか?
いずれにろメンタル鬼つよ覚悟ガンギマリ主人公なので大丈夫だとは思うが、相当辛いのは間違いないだろう。
今後の戦闘にも期待!
そして早くも昼彦との2戦目。
前回は妖刀の暴力でボコボコにしたチヒロだったが、今回はなかなか互角な戦いが繰り広げられそうで楽しみす!
前回の考察で、居合白契流を習得したチヒロに昼彦が押されて、久々李に剣術を教わる流れあると言ったが、今回の戦国との戦いを見る感じ、昼彦に型にハマったやり方は似合わないし、合ってないなと思ったのでやっぱないかも笑。
ただ、チヒロと同じ土俵に立つという所に重点を置いていることから、チヒロが居合白契流を習得したら、剣術を学びたいと言い出しそう笑。
それを含めて幽の考えだったら頭が上がらない笑。
あと個人的に覗き穴から見るチヒロの戦闘描写の描き方がセンスありすぎる。
漫画が上手くなっている気がしておじさんうれしいです笑